subject 01 Jinkoh

プロジェクト名である√595は、日本に沈香が漂着したとされる「595年」に由来します。
沈香とは、香木(樹木より採れる香料)のひとつで、ジンチョウゲ科アキュラリア属の常緑高木に樹脂が沈着し、特有の香りを放つようになったものを指します。通常樹脂はもたない植物体ですが、傷などにより偶発的に樹脂が生成されるようですが、そのメカニズムはまだ解明されていません。
香木は銘のあるものだけでも数百種に及び、香道の世界では、産地で伽羅・羅国・真南蛮・真那伽・佐曽羅・寸門陀羅の六国、さらにその香りを甘・酸・辛・苦・鹹 (かん) の五味とし、六国と五味を組合せて分類します。

  
  
沈香を手がかりに歴史を辿ってみると、香料の質やその効能について語られているものは多く存在しますが、その香りについての記述は曖昧なものが多いように思います。それは、視覚的に捉えることのできない香りを、共通言語で語ることが難しいことが原因のひとつかもしれません。今回の制作にあたり、「香」にひとつの解釈を加えました。それは香りに視覚的な色や明るさ、柔らかさや滑らかさといった触覚的な質感を加え、香りのかたちを捉えることです。
Jinkohは、香木特有の深い重厚感をベースに、それとは真逆の繊細なヴェールが揺蕩うような浮遊感が共存する、神秘的で奥深い「沈香」の香りを表現しました。目に見えない香りを体感に置き換え、それを細分化したものを再構成する過程を経て、理想とする「沈香」の香りをお香で再現しています。

香りがもたらしてくれる効果・効能について、960年ー1127年の中国王朝「北宋」の詩人・黄庭堅(こうていけん)が説いた「香十徳」という漢詩があります。

日本では、説話やアニメでも有名な一休禅師によって紹介され、ここに表現された香の効能は、現代のわたしたちの感覚にも通じています。
  
  
  
   

subject 01

Jinkoh / stick incense

お香文化の起源ともなった沈香の香りを√595の解釈と技術で紐解いている。
重厚感と浮遊感が共存するウッディな香り。

【材料】
Agarwood, Ambrette, Black pepper

商品サイズ:W24mm × H120mm × D24mm
内容量:40本
燃焼時間:約15分
長さ: 11cm

¥4,950(税込)

subject 01

Jinkoh / paper incense

香りを染み込ませた紙のお香に、√595が生まれた淡路島の風景を収めたポストカードを併せました。

お香文化の起源ともなった沈香の香りを√595の解釈と技術で紐解いている。
重厚感と浮遊感が共存するウッディな香り。

【材料】
Agarwood, Ambrette, Black pepper

【Post Card】(5枚入り)
【Paper Incense】( 5ピース入り /燃焼時間5分)

¥2,420(税込)